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健太はハワイの歴史に興味があって、
今回出版した本は勿論ハワイの歴史の一部で、
真珠湾攻撃の裏話でした。
しかしハワイの歴史を語る時、
ハワイ王国のことは欠かせません。
そこで今日はその辺をざっとおさらいしてみます。
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イギリスの冒険家キャプテン・クックがハワイ諸島を発見したことは、
皆さんも良くご存知のことと思います。1778年の事でした。
キャプテン・クックは最初にカウアイ島を発見、
ワイメアに立ち寄り現地人と交わり水や食料の補給をしたのですが、
やがてまた航海へ出ました。
しかしその翌年の1779年、
ハワイ島のケアラケクアに戻って来たのです。
折しもハワイアンの間では、
マカヒキと言うロノの神を祭る儀式の真っ最中でした。
そこでハワイアンたちはクックの持つ西洋文化に驚き、
クックをロノの神と信じてしまったのです。
クックは自分が神と間違われていることを知りつつも、
なせるがまま、
すっかりノロの神になって行動したのです。
ハワイアンたちは下へも置かぬ歓待でクックを崇めました。
やがてクックはまた航海に出るのですが、
途中大時化に合って船のマストを折られてしまいます。
仕方なく修復の為、
船はまたハワイ島のケアラケクアに戻るのですが、
「帆の折れた船」を見たハワイアンたちは、
「神の船の帆が折れるわけがない、こいつはノロの神なんかじゃないぞ!」
と言ってクック側とハワイアンは対立、
戦いが起きて、
クックは殺されてしまいました。
然しクック以来、
イギリス、ロシアそしてアメリカなど、
沢山の西洋文化を持つ船がハワイを訪れるようになります。
当時ハワイはまだ一つに統一されておらず、
王たちがそれぞれの島にいて対立していましたが、
そこで皆さんもご良く存知の「カメハメハ」が出現します。
カメハメハは、
ずば抜けた身体能力を持っていたばかりではなく、
頭脳明晰、更に周囲からの信望も篤く、
彼の生誕地ハワイ島の王として押しも押される存在となっていました。
しかし当時、
西洋文化を持った国々の船がやって来ては、
ハワイアンと血なまぐさい争いを起こすことが多かったのです。
カメハメハは、
白人たちの戦いで2人を捕えます。
アイザック・デービスとジョン・ヤング。
通常ハワイアンたちは捕虜を即殺しましたが、
カメハメハは彼ら2人を大切にしました。
女を与え家を与え厚遇したのです。
デービスとヤングはすっかりカメハメハに心酔して、
忠実な部下となり西洋の武器の使い方をカメハメハの部下に教えるのです。
やがてカメハメハがハワイ全島統一のために戦いに出ると、
デービスとヤングが全面的に支援、
各島の王たちとの戦いに勝利を収めて行くのです。
実際には紆余曲折、
多難な道でしたが何とかカメハメハは全島を統一、
ハワイの王様になるのです。
この続きは、、、またね、、(笑)。





















































































